あと1時間くらいで定時だから、と仕事頑張っていたら「社長が呼んでるから社長室行ってくれる?」と先輩社員が。この先輩はグループ違うからあんまり話した事のない人で、それだけでも微緊張だったのに、内容が内容でびっくりした。何だよ何だよ私何かしたっけか? それとも異動のお話か? 電話とるの拒否ってるからクビとか? いやまさか…と、おそるおそる降りてったら(二階がCADルーム、一階が事務室)廊下に社長の姿発見。この人そのものは、なんつーか、畏怖の対象ではないけど、雇い主という権限は畏怖するに足りる。しかも呼び出されてるし。
「お呼びですか?」
「おぅ、中国語のトレーニングや」
は???? あ、や、歓迎会で言われた中国語使える部署???? は?? なんか知らん間に応客室ノックして入ってく社長。ついて入ったら見知らぬ二人。いまだ顔面はてな状態でろくに紹介もされず(してくれよ!)、社長曰く「台湾からのお客さんだ」。お客さん「ニーハオ」。え、えーと。とりあえず笑顔でニンハオ。横で一人男性が携帯で電話してて、もう一人女性がソファにいて、にこにこしている。
「何事かとびっくりしました…!」
「いやー、トネさん驚かそうと思って」
「驚きましたよー」
「あははははは」
 くそぅ、社長め。しばらくこの女性と中国語で対話していたのだけれど(どこで中国語学んだかとか、何年やってたかとか、中国人の先生はいたのか、とか)、なんせ相手が台湾人。発音が…。shi(シー)の音がsi(スー)になってる…噂どおりだ…。こちらの拙い中国語は一応普通語だから「在日本」とかくらいなら通じるけど、相手の質問がたまに聞き取れない…。
電話を終えた男の人はどうやらその女性の旦那さんのようで、この人は日本語が喋れる。この人がメインのお客さんということらしい。社長が「大学で4年間学んでこの程度だ」と言ってたが…くそぅ…違うんだ…! いや違わないけど…! 私の中国語は読む方に特化してるんだ……。反論もできないので黙っとく。悔しいな。台湾人には「やっぱり聞いてたら普通語なんだね」と言われたよ。そりゃー、まあね。つーか私に対しては普通語(台湾発音)で喋ってくれるけど、夫婦二人の会話がほとんど聞き取れない。分からーん。中国語とは思えない発音してるんですけど。
まあ社長さんそのうち台湾遊びにおいでよ、小松-上海で直行便できたんだ、とかそういう話に少し付き合わされて、「あ、じゃあトネさん戻って良いよ」と社長。丁寧に挨拶して部屋出てきましたよ。こういうとき「再見」っておかしいのだろうか。もう会わない気がする。
結局15分くらいだったけどすごい疲れた。精神的疲労が大きい。CADルーム戻ってもしばらく膝がカクカクしてたよ…。マウス操作にも違和感あって、しばし休憩室で駄弁ってた…。あーもう…。我卒業大学以後過了三個月,越来越忘中国話。マジで。ん?忘了、か? 自分の喋った中国語が間違ってない自信がない。
えーん助けて干菓子さーん、とか本気で思った。ぷーまい先輩でもマサノレ氏でもいいから誰か中国語ペラペラっぷりを見せ付けておやりなさい!みたいな、ちょっとそんな気分。私じゃダメだよー…。例えば中国語でメールが届いたんだけど解読してくれないか、とかなら役立てるのにー。
あーマジで疲れた。仕事自体は今日はすごく楽な図面だったのにな。ラスト一時間で大きく調子を崩してしまった。


あんまり、というかほとんど関係ないけど社長の息子が明日結婚式なんだって。ジューンブライドだ。なんか特に祝福したい気持ちにならないのは何故だろう。採用担当の人なので色々お世話にはなってるんだけど。しかし何故にあの男を結婚相手に選んだのか、新婦に聞いてみたいものだ。結婚相手も社員なんだけど、出向してるらしくて会ったことない。かわいい人だったら社長息子を怨みたいくらいだ。…え、玉の輿?w 社長息子つっても仕事受けすぎて納期に間に合いそうもなくて最近いっぱいいっぱいらしいんだが。大丈夫かそんなんで将来この会社。人少ないんだからそんな仕事受けなくても…。それとも結婚するから張り切ってるのか?? うーむ。
にしてもこの場合、披露宴(するのか?)の来賓席には誰が座るんだ? 古株社員とかかな。社長は両親席だろうし。奥さんも社員なわけだし…。なんか…なんか…すごく嫌な披露宴だな…。まあ、どうでもいいけど。更にどうでもいいけど明日は暑いらしいよ。和服にしろタキシードにしろ、暑いだろうね。ふふ。


しかし最近、土日休みの日曜はちょっと余裕があるので、またあのバイトでもやって足腰腕を鍛えたい気がしないでもない。カメラいじるのやっぱ楽しかった。