この猫はよくうちの団地の駐車場でじっとしている。まさに「ぢつと」の字面に似た姿勢で静止している。今日なんかはいつも私が使ってる通路のまんなかに座り込んで動かない。私の車輌感覚で避けられるか分かんないし猫も動く気配もみせないし、仕方ないのでぐるりと回って別の通路から駐車場に入った。その後、別の車が猫の居る方を通って出ていったが、猫は一歩も動いてなくて車ギリギリで避けていった…。
このにゃんこ、目脂がひどいのでトシか病気かどっちかだが、人や車に慣れてる割に、目線合わせておいでおいでってやったら一歩引く。車来ても動かない猫が動いたよ。んですごい目で睨まれたよ。お前目つき悪いなーつってカメラ目線で撮ったのがコレ。ちょっと粘って仲良くなろうと思ったんだけど結局逃げられちゃった。
捨てにゃんこのノラなのかなぁ。食べ物あげたら懐くかなぁ。でも飼えないのにそんなことするの無責任かな…(ノラってそうやって生きてる気がするけど)。あの可愛げのない目をするあのにゃんこを飼いたい。つんけんされながらも可愛がりたい。たまにお腹すかしてごろごろ寄って来られたい。
でもあのじっとしている背中は誰かを待っているオーラを放っている…。昔ここの団地に住んでた人に飼われてたのかなぁ。それはあまりにも寂しい話なので、今居る住人の誰かの帰りを待ってるのだと良いなぁ。