スーパーでお買い物してたら見覚えのある後ろ姿…。
平日の夕方6時半に赤の半袖半ズボン、坊主頭ギリギリの短髪、日焼けした筋肉質の体。いやでも後ろ姿だしなぁ…あれで別人ならコワイおにーさんだし…と声かけるの躊躇ってたら、また別の人が歩み寄っていく。こっちは女の人。茶髪、軽いパーマに若い顔立ち、セルフレームの眼鏡。何より知った顔。
間違いない。うちの団地の新婚カップルだ。母子家庭のお母さんと父子家庭のお父さんだ。ついに再婚したらしい。
新婚さんが引っ越してくるパターンはよくあるけど、団地内でカップル成立というのは、なかなか無いのではなかろうか。


私も仲良しの班長仲間なので、とりあえず近づいてって、「こんにちはー」
「お、トネちゃんや」
「いつ気づいてくれるかと思って見ててんで」
そうだったのか…。
夕飯の事とか家の事とか立ち話。子供が風邪らしい。大丈夫かな。
「トネちゃん自炊しとるか?」
「えーもうだるくてあんまり…。一人だし」(買い物かごにお惣菜入れてるし)
「いかんなぁ」
「火使うと暑いんですもん。(そっちは)夕飯なんですか?」
「素麺に鶏肉とネギで…」
「食べに行っても良いですか」
「おー。良いけどうち今チビども増えたからうるさくて大変やでー」
増やしたのは偏にあなたたちの責任だが。いやでも冗談抜きでちゃんとした家庭料理食べたいな…。マジに今度行っても良いかな。手土産持参なら許されるかな。
「じゃあまた今度ー」なんて笑って手を振って。


なんか、もしかして私、寂しい周期? そういうの、鬱陶しくてだるいって思う時もあるんだけどな。今はなんか、良いな。
適度にご近所付き合い(つーか友達付き合いのつもりだ)なんかしちゃったりしてる自分にびっくりだ。