西尾維新『ダブルダウン勘繰郎』を読みましたよ。始め、かなりうんざりする文体だった。地の文にカッコ書き多すぎ。カッコの中も字数多め。改行少なめ。やたら知的さをかもし出そうとする意図の(とバレるのを承知の上でやってるだろうと思われる)、と、←こんな状態のカッコ書き多数。うわーうぜぇ、と思って一旦読みさしてから翌日読んだら平気だった。免疫ってやつか。実際、前言みたいのが終わって物語始まってからは比較的普通の文章になってたし。西尾さんこんな感じの小説も書けたのね。戯言遣いシリーズ以外は「妹もの」として山田さんにえらい不評をかった『君と僕の壊れた世界』くらいだしな。(遥奈、崩子ちゃん、理澄、夜月と西尾作品は「妹」よく登場するね…。ちなみに崩子ちゃんが一番好みかな)
えーと、ものすごい叙述トリックかましてくれました。うぁ貴様!と思った。これくらい予想できただろうに普通に気付かなかった。いやでも地の文で嘘つかれちゃトリックとして成立しないじゃん…(西尾さんお得意の、といえばそれまでか)。しかもダブルで。ていうかそれ書き入れる意味あるのか?というトリック展開はもしかしたら清涼院流水のオリジナルに起因してるのかも。読んでないから分からない。清涼院流水のシリーズ物の世界が舞台…ってそれは二次創作と言いませんか西尾さん。「巫女姿のロリ系の娘」が気になったので清涼院も読んでみようと思った。バカな独自の世界展開する作家は嫌いじゃない。


昨日の爆笑問題のススメ京極夏彦が出てたなぁ。実物初めて見てびっくりする風貌だった。実は京極は読んでない。分厚すぎる…。四角ゴーマの二冊分より厚いじゃないか、と中文系しか分からんようなネタを振りつつ。厚さだけでいえばタウンページとか辞書類とタメはるよね。で、録画してる途中で寝たらしくて、朝起きたらテープが取り出されてる状態。最後まで録画されて巻き戻ってるらしい。何故かショック。ま、ゆっくり見よう…。