こないだ『密室本』借りてきましたよ。楽しく読ませてもらってます。以前、講談社ノベルスでやった「密室本」企画の本を買って応募するともらえる非売品。内容はといえばメフィスト賞選考の様子の、編集者たちの座談会スタイル。「今になって舘の密室を書く意味が分からない」とか言われてるのは北山さんだろうかとか、某私大のミステリ研の学生さんってもしや西尾さんか?とかに始まり、ボツになった作品なんだけど編集者のコメント見てるとすごい読みたい作品があったり。あと編集者が作家に求めるものが分かったりして面白い。編集者の個性も面白い。講談社の罠にハマりそうだ。でもこれで読みたい作品を見極めるのも良いな。目の肥えた編集者さんたちの意見ってすごいものがある。件の清涼院は「読んでも怒らないで下さい」あるいは「読んで是非怒ってください」というモノらしいから、これ貸してくれた人も経古さんも悪評だったけど、かえって読みたくなる天邪鬼。