東京直下型地震の特集を組んでいるテレビ番組を見ている。司会者が気に入らないが、液状化現象の実験には感激した。ほんとに砂から水が湧き出てくるの。で、足が埋まって動けない状態で火災旋風が起こったらまさしく地獄絵図だな、というわけで。東京は怖い所だなぁ。
…というのは良いのだけど、過去10年間の地震データから統計とってあれやこれや言い出したのには、どうかと。一年で見ると地震の発生件数は下半期に多いとか、なかでも10月が一番多いとか、6時と12時の前後1時間が多いとか…。そんなデータだけ出すなら何らかの意味付けでもしてからにしてほしいものだ。地球がそんなしょぼいタイムスケールで動いてるかっちゅーねん。過去10年分のデータごときの分析で地球のなにが分かるんだろうね。少なくとも私の受けた教育ではそう教わったんだけどね。そもそも断層で起こる地震(新潟とか神戸とか)とプレート境界の地震(神奈川とか東京とか)と区別しない数字だけで分析して良いものか? このコーナーだけ要らんかったなぁ。他は専門家の解説やら実験やらが豊富で面白いのに。地震雲の再現実験はすごかった。