詳しく書いておこう。案外こういうのが大事だったりする。


家を出た時刻からすると7時12分か13分くらい。幹線道路ともいえる片側二車線の県道を走ってたら事故に合った。起こしたんじゃない、起きたんだ。
こないだの寒波で降った大雪がきれいに除雪されて、車道と歩道の間に高く積まれている白い雪の壁、その陰から突然車道に出てきた車にぶつかった。銀行の駐車場から出てきたのは白の軽トラ(一番よくあるアレだ)で、明らかに左右の確認が不十分。で、右車線は車いるし、この雪道で急ブレーキなんか踏めないし急ハンドルなんか切る気がそもそもないし、ブレーキが間に合わなくてガツン、と。
とりあえず車を適当に停めて警察呼んださ…。結構すぐ来てくれたけどそのまえに家とかに電話してみたりしつつ。うちのカローラはボンネットが曲がって上に上がってしまっている。もちろん前のライトとかもズレたりして。軽トラの方は後ろが少しへこんだくらい。うぅぅ、軽のくせに強いぞ。カローラの方が弱いのか…。ちなみに相手は40代だから50代だかの男性。むー。そういや私この人が謝ったの聞いてない。もちろん連絡先は聞いたよ。
警察の人は免許とか車検証とか見て話を聞いて、んで帰っていった。カローラについては「ゆっくり走れば走れるね」とのコメント。マジか。整備不良とか言われるかと思った。事故相手の車の、修理屋さんと言う人が早速駆けつけて名刺を置いていった。な、なんかこの人はちょっと威圧感のある人だった…。いや別にもう関わらないから良いんだけどさ…。
で、会社には連絡してあったのでゆっくりのんびり出社。つーか信号待ちとかしてると対向車線にいる運転手の視線が痛い。あからさまに事故車両だもんな。始業の1時間半前に家を出たのに、30分遅刻で出社。まあ仕方ない。でも出社するのにその駐車場から車道に出るとき、左右確認ほんとに気をつけないと車来てるかどうか分からないくらいの壁が両側にあって、結構怖かった。おいおいあのおっちゃんこの状態で車道に出てきて私の車に気付かんかったんかい!と思った。マジで。ちゃんと左右確認してくれよ。こっちも雪壁から車出てくるとは思わないもんよー。頭出して一時停止なり徐行なりしてたら私は普段からそうだけど減速するよ。特にこんな雪の日はそうだよ。つーわけで私が100%悪いわけじゃない、と言い張りたい。もちろん私の前方不注意もあるよ。でもね、あの状況で普通だったら車出て来ないよ。つーか交差点じゃないんだからこっちには徐行義務ないし。しかも最速でも40キロ出してないよ。んでブレーキ踏んでるからせいぜい10キロとか20キロとかでしかぶつかってないよ。(書いてて改めて思うけど、ほんとに、のろのろ運転で近づいてくる車にくらい気付いてくれ…)


まあ、で、昼休みに会社に相手本人からかかってきた電話によると、入院したらしいよ…。首とか背中とかがしびれてるんだって。うん、まあ、そうだね。私が追突したからね。大げさに言ってるんじゃない?なんて言ってくれた上司もいたけど、まあ、そこは私は何も言わない。知り合いが何人か追突されて体動かなくなってるから。いくら低速でも追突は追突、私としては「止まれない、ぶつかる!」と思って身構えてぶつかるけど、相手としてはホロのついた軽トラ、真後ろが見えない車なので突然前触れも無く衝撃が来たんだろうと思う。(実際なんかそう言い張ってるらしいが、その前に左右確…以下略) まあ請求されたならされたで、もちろん文句言わず保険使うけど。
相手はとりあえずそうとして、こっちの状況はと言うと、なんか社長夫妻やら二代目夫妻やらが心配してくれていて、車の修理屋さんを紹介してくれた。なんと社員の家がやってる車屋さん。や、つーかあなたうちの会社で安月給貰うよりも、実家手伝ったほうが良いのでは!?と正直思わなくもないけど、それは余計なお世話だね。で、見積書と代車を手に入れた…。スズキの軽自動車。車種は正直暗くて分からないけどスズキといえばKeiか? なんか…すっげー頼りない感じ。そういえば軽自動車の運転は初めてだ。
あと、社長知人の保険屋さんがたまたま別の用事で来社しているというので呼ばれてみた。
「まずこの保険屋に電話してだな、ああ、武生支店になってるから小松の人に来てもらって…」と言うので「あ、小松支店の方が」と言いかけるも相手まったくこちらの話を聞いてくれない。挙句に「私ちょっとべらべら喋るから黙って聞いてて」「はい」「…………ということだよ」「ですから、あの、武生支店に電話して事故の事を知らせたら、小松支店の方が担当についたのですよ」「それを早く言いなよ〜」とかオチつけやがった。
いや、黙って聞けと言ったのは他でもない、あ な た だ 。
なんつーか、正直このあんまり役に立ってない当事者外のくせに偉そうな態度をくずさない、しかもやっぱり全然役に立ってない(保険証券の内容説明とかしてくれたけど、私でも見れば分かる事しか説明しない)この某保険屋の社長が一番むかついた。なんか偉そうだし。

ちなみに社長夫妻およびうちの両親に強く言われたのだが、今日は軽くお見舞いには行くなと。こっちが悪いみたいだし、相手もなんかこちら側が悪いと思うし、何か二人で勝手な約束でもされたら保険会社としてはたまらん、と、そういうことらしい。ちょっと帰りに見に行こうかとも思ったけど即帰ってきた。携帯の充電も切れたし。母曰く、見舞いに行くなら社長か父親かどっちかと一緒に行けということだった。確かに。私一人で行って、父親世代の男性相手にまともに交渉できると思えないもん。とりあえずあとは車の修理屋だけ連絡して保険会社に任せよう。正直よくわからん。


家帰ってから携帯充電して実家に電話して聞いてみたところ、相手はやっぱり「突然追突された」と言っているらしい。前述の理由から確かに当人としてはその感覚は間違っては無いとおもうけど。ただ、ね。その前にちゃんと左右確認してから車道に出てきてくれよと、そういうことだ。こっち側の保険屋さんがいうには、現段階では、向こうのほうが過失責任は大きいのではないかと思う、だそうだ。それは本気でありがたい。カローラの被害は甚大なんだ…。安月給の私では手におえないのだ…。車両保険入ってないから相手の保険が使えるなら使いたい。見積もり見たけど、あんなん全額払えんぞ。マジで。中古のパーツとか使ってギリギリまで安くしてくれたらしいのだが。社員実家の車屋さんに、社長の紹介で見てもらってるから尚更。あーぁ。あの修理費+代車のお金か…。カローラ行きつけの車屋さんは加賀市だしなぁ。年内に帰ってくるかどうかあやしいらしい。県外から部品取り寄せたりするらしい。まあトヨタのお店とかじゃないしな…。しかもうちのカローラ9年前のやつだから結構旧型だし。今のカローラってなんか丸っこいよね。


今思えば、その時の状況を携帯のカメラで写しておけばよかった。雪壁の高さとか記録として残ったのに。警察の人も話聞いただけで特に何もしなかったしな。うーん。
まあ死人が出なかっただけ良しとする。相手が後々仕事できなくなったとか後遺症が残ったとかじゃないことを祈る。うーーー。やだなぁ。私がまったく怪我も体の痛みもないから良いけど。いや、本当に。精神的ショックはあるけどね…。ついこないだ講習受けてきたばっかりだからな。



来年の目標を四字熟語でと問われたら悩まず答えよう。「安全運転」。