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キノの旅〈11〉the Beautiful World (電撃文庫)
- 作者: 時雨沢恵一,黒星紅白
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/10
- メディア: 文庫
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あとがきで制作裏話みたいのが読めます。好きな作家さんだと、こういうのは嬉しい。
ところで、森博嗣のブログを読んでいるのだけれど、たまに小説の中での表記法について言及されている。
ちょっと前に「出す」と「だす」、もうしばらく前には「別に」と「べつに」を挙げていた。似たようなところで「来る」と「くる」、「行く」と「いく」、「言う」と「いう」なんかも挙がると思う。
んん、動詞の場合はその動作の意味が残っているかどうかだし、「別に」だって「別」という漢字の原義が生きているかどうか、それだけだと思う。
私からすると、当たり前の事を書かれているように思えてならない(わざとやっているのかもしれない)。ちなみに、副詞は原則ひらがなで書くというルールはあるんだけど、そんな縛りの強いものじゃない。
それよりは「キラキラ」と「きらきら」の書き分けとか、「キラキラと輝く」と「キラリと輝く」の書き分けとか、そういう微妙なラインでの意見とかが聞けると、個人的にはとても面白いんだけどな。書き分けじゃなくても、たとえば鏡に光が反射して輝いていれば「キラキラ」で夜空の星は「きらきら」だとか、なんとなくのニュアンスが分かると面白いんだけどなー。