宙のまにまに 1 (アフタヌーンKC)

宙のまにまに 1 (アフタヌーンKC)

 宙のまにまに(2) (アフタヌーンKC) 宙のまにまに(3) (アフタヌーンKC)
貸してもらって読みましたー。ペルセウス様萌え!!
いや、そういう話ではありません(笑)
天文部のおはなしー。わーわー。天文好きです地学大好きです。でも天体観測ってあんまりしたことないからなぁ。望遠鏡…せめて双眼鏡とか欲しくなります。天体写真とか眺めるのも好き。
あと天文はどうしても淳風がらみで興味がでてきます…。
淳風モデルにして高校の天文部を舞台にしたラノベっぽいのが書きたくてちょっとだけ書いて挫折した事があります…(遠い目)。でもまだ諦めてないのーーー。知識増やして書きたいのー。天象から未来予知できるなんて、そんな萌えキャラ見逃せるか。


まじめな中国物で書くよりも楽しそうだったので、つい熱が入ったのを覚えています…。書いてて自分でも文体変わるのが分かる。続き書くつもりのない中国物の方を、弔いの意を込めてごく一部だけ出しておく。3年以上前に書いたもの…だと思う。成仏してくれ。

 空を見れば、赤や黄のぼんやりとした雲が見えて、彼にはそれがとても気味悪かった。なにしろ、近隣の友人達に指差してみせても、彼以外の者にはただ普通の青空にしか見えないと、口をそろえて言うからだ。皆で自分をからかって遊んでいるのかと思えばそうでもなく、自分の事を気味悪そうに見ては、目がおかしいのではないかと笑うのだった。物の怪なのではないかと噂立つようになり白い目で見られ始めた頃、彼は外から帰ってきた父に今日の空は何色だったかと尋ねた。すると父は当然のように答えたのだ。
「そうだな、北に紫の嫌な雲が見えたぞ。近いうちに戦乱があるかもな」
「搖のところの小三は、きれいな青空だったと言っていた」
「なら、小三には見えないんだろう。おい淳風、お前はどうなんだ? 何色の空が見えた」
「…北の方が紫だった」
 父は面白そうに笑い、盃をあおった。


唐代の中国人が父親相手にこんなぞんざいな口の聞き方しないよ!とか突っ込まないで下さい…。そんなの分かってるさ…。もうこの真面目な路線は歩まないと思う。