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『君のための物語』。第五話まであるうちの第三話まで読んだ状態。読了してないのに何か書きたくなるのは珍しい。
とても静かなお話だなあ。
途轍もない吸引力があるわけじゃない。萌えキャラがいるわけじゃない。緻密な構成で謎を追いかけてどきどきするわけじゃない。胸を打たれて泣くわけでもない。でも、今、第四話がとても読みたい。
ジャンルとしてはファンタジー、になるのかな。地の文が一人称なんだけど、その「私」が小説家志望だからなのかそれとも単に水鏡さんの文体なのか知らないけど、言葉の使い方がけっこう好き。語彙というか言葉づかいというか。悪く言えば固いとか気取ってるとかになるのかもしれないんだけど、なんかカ行みたいなかわいい固さだよね。
女の子受けしそうだなー。といっても若い子だけじゃなくてお姉さま方にも受けると思う。
珍しい。本当に珍しい。残り二話読んでないのに、きっと読み終えた時点でもこの感じは変わらないだろうな。その懸念があっていつも読了するまでノーコメントを貫くんだけどな。
四話五話がつまらんかったら容赦なく書きますんで。