春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)   夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)
米澤穂信春期限定いちごタルト事件』(創元推理文庫)を、読了。
いわゆるジャケ買いの類だから後ではまぞうから表紙置いておきたいところ。なんか惹かれたの。
中身もジャケ買いにしては満足満足。隣に夏期限定ナントカって本があったからそれも読んでも良いな、っていう。ミステリなのにほわほわ平和な感じ。人死なない。カッコいい探偵いない。大事件起きない。怪盗いない。やたら甘い物好きな女の子がある意味ミステリアス。探偵役に相当する男の子が推理するのを封印している。
新しい感じに青春だね。ただ、このシリーズはともかく同じ作者の別の作品読みたいかっつーと、あんまり食指動かない。
まあでもおもろかったです。うん。
あ、あと清涼院流水の『パーフェクト・ワールド』も買って読んだよ。これも西尾さんと一緒で12ヶ月連続刊行予定。読み初めは「流水」の名には似つかわしくないなぁとか思ったよ…。英語の解説うざいよ流水さん! でもきっと為になる…んだろうなー。中高生に読ませたい。あと京都地理はな…あんまピンとこないよ。伏線だったりしたら読み飛ばせないけどけっこう読み飛ばしちゃってるよ。
ところで未読の人には「?」だろうけど、もしエース父曰わくの<キャナスピーク>で中国人と喋ろうとしたらどうなるんだろうか。xiとshiとか、-nと-ngとか、どう頑張ってもカタカナで表すには限度があるよな…。しかも最重要の声調を書き込めない。というわけでキャナスピークは中国語には適用できないのではないだろうか。中国語はピンインで覚えるべし。(そもそも中国語におけるカナ的存在がピンインなわけで…)
まあ、この大河ノベルに関しては2作目も読もうかなぁ、という位置付け。西尾さんの2作目は読まないかもしれない。