http://nagablo.seesaa.net/article/42935209.html
ストレージサービスを運営したらジャ○ラックに怒られた!という件を法律的に検証したページがあったので。


えっと、ニュース記事はこちら毎日新聞)とかからどうぞ。
それとこれはもう少しシンプルなコメント。
副作用が大きすぎるストレージ・サービス違法判決:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ


で、ネット上で色々と言及されている。うーーーーん。これは…これは本当に著作権侵害か…? 難しいなぁ。あんまりよく分かってないけど、要するに、「サーバー管理者からみれば不特定多数であるユーザーに著作物を送信してるからダメ」、なんだよね?
ちゃんとパスかけてユーザー本人にしかダウンロードできないのにねぇ。そんな横暴な。という印象しかないのは何故だろう。なんか説明されても納得できない。いっそ現行の著作権法がおかしーんじゃないのか、とすら思える。
あ、ユーザーごとにサーバーがあれば良いんだよね、という解釈をどこかで見たな…。


それでウェブサーバとかもダメなんじゃないか、ってよく書かれているけど、送信してるのが著作物だから(ジャ○ラックが金払えと)指摘されたのであって、そのシステムを使って著作物じゃないものをデータやりとりしても、大丈夫……であってほしい。
nyみたいにそのシステムの存在自体がダメだとか言うのなら、それはもう時代錯誤でしかないし。
ちなみに著作物であっても音楽じゃなければ、ジャ○ラックに金を払う必要はない。著作者の許可があれば全く問題ないし、著作者が訴えなければ無許可でも(今のところ)問題ない。まあ、そんなものをストレージでやりとりしないだろうけど。
たとえば、上の3つめリンク先で、「自分の著作物を自分宛にメールするのも、サーバ経由だからアウト」というのは、私は違うんじゃないかと思う。少なくともこれで(今のところ)逮捕されたり訴えられたりしない。だって自分でサーバ管理者に「何勝手に俺の作品送信してるんだよ」とか言わないから。
んー…それにしてもサーバが「送信する」ってよりは感覚としてはユーザーが「受信する」方がメインなのにね。便利なサービスだと思うのにね。なんだか難しい。


うーん。この裁判長、一太郎と花子を製造中止にした人らしいぞ。あぁ……。そういう立ち位置の人なんだなぁ。この人が裁判長している限り、どうもネット生活が危ういな。


ちなみにさっきから「今のところ」と書いているのは、なにやら著作権非親告罪化が検討されている、という話もあるから。
ただこれはまだ審議すらされていない初期検討中らしく、目的は悪質な海賊版とかを、企業から訴えるのを待つのではなくて警察で取り締まれるようにするために、一定の基準で非親告罪化したいらしい。
今のところ、著作権者が「パクられた!」と提訴しないと逮捕もできないようになっている。著作者が「えー別に良いよー」と思っていればそれは犯罪にはならない。
ただ、単純に商用がアウトという線引きをするとコミケ市場が破綻するからなー…。ビッグサイトが犯罪者の集まりになってしまう。恐ろしい。その線引きさえうまくやってくれれば良いんだけど。


まあまさかメールサーバまでアウトということはないだろうけど、なんか、嫌な判例を作ったなぁ。やだなぁ。この通信会社、なんとかして逆転勝訴しないかなぁ。