「Will I ...?」の「白い傘」はアンブレラではなくパラソルだ。


なんて、もちろんどこにも書いていないけれど。雨傘だと思う人もいるかな、やっぱり。実は書いた時からずっと気になっていた。
その辺は読む人の自由だけれど、雨傘を思い浮かべるとまた違った情景になるなぁ。(まあ、それはそれで。)
白い雨傘ってあんまり見たことないけどね。日傘のイメージ、だからあれは蝉の声がうるさいくらいの夏の景色。視点は部屋の中だけどコーヒーは熱いものを淹れておいたのに冷めてしまった。アイスコーヒーだったわけじゃない。冷めてしまう間中ずっと外の景色を見ながら物思いに沈んでいた、そんなところ。(ブラックコーヒーで傘との色彩対比…なんてそこまで考えてないよ。それは読みすぎ…。今書きながらふと思いついたよ)


というイメージが先にあって「冷めたコーヒー、白い傘」のフレーズに込めているけれど、上にも書いたけどそんなの読む人の自由だ。冷たい雨の降る初冬、寒いからコーヒーなんてすぐ冷めてしまう、あああの夏の暑い日に私はあなたの傍に居たのに、と物思いに沈む情景だって全然構わない。


小学校の頃の作文を思い出して、ちょっと引き合いに出してみた。
先生が「わたしの町」というテーマで作文を課したので、転校生だった私は、今居るこの町ではないよという意味を込めて「あの」という指示語を使ったら、先生は赤ペンで線を引いて「この」に直してきやがった。(こういう人は校正者には不向きだ)
ああ、そうか、ほんの一言に込められた言外の想いというのは案外届かないものなんだ、と思った。自分の言葉と、そして学校教員に多少の失望を覚えつつ。
学校の作文は嫌いだったなぁ。
ああ、それでも、転校する前の小学校で詩の授業をやったときにクラスで一番評価されたなぁ。でかでかと模造紙に書き写されて廊下に貼り出された覚えがある。嬉しいよりは恥ずかしいが先に立ったけど…。もはやどんな詩を書いたのかなんて覚えてないんだけど。


書き手のイメージがそのまま伝わらなくても構わないと思う。
一人一人の読み手が脳内で描いたもの、それぞれが正解なんだと思う。どうしても正確に伝えたいならそれは書き手が努力するしかない。(かといって「白い日傘」では字面も読みも締まらないわけで)
難しいなぁ…とは思うけど。
引き合いに出したウィルアイなんかはシノダ君が曲つけてくれたのもあって個人的にちょっとしたお気に入りだ。(自画自賛ー) 自分でも気に入るものが、稀にある。


なんて、ちょっと語ってしまったのは創作詩のサイトを徒然に巡ってしまったからだ。
なんか、こう、うきうきします。プロとかアマとか関係なくて、いいものはいいなぁ。ネットの大海から趣味に合うサイトを探すのはそう簡単にはいかないけれど。
やばいやばい、遊んでしまって課題が終らない……。