読んでしまった…。
もう、止まらなくなってしまって。ぶっ通しで3時間くらい。
良かった! 非っ常ーに、良かった!
もちろん文学少女だ。


あぁ…やばい、やばいよこの感動は。
なんでこの人こんなの書けるんだろう?
ネタだけ見たらそんな凄い話じゃないんだよ。ストーリーだけ紹介したらチープになりかねない。でも、読むと決してそうじゃない。
大学の頃に出会っていたら泣いていたかもしれない。
前言撤回、他の作品に興味湧いてきた。作品読みたいっつーか作者のこと知りたい。
ああ、ちょっと書評っぽいやつを書いて人に勧めたいくらいだ。こんな読了記じゃなくって…。
テーマがそれなりに重く、登場キャラ皆どこか病んでて悩んでて苦しんでるのに、なんだろう読後のこの救われた感は。文学少女の成せる業か?


そしてまたラストに爆弾落としていきやがったよ…。
そうだ、単なるツンデレ娘と弱気な少年の恋物語じゃないんだった。文学少女の物語なんだった。
次回作は遠子先輩の卒業編らしい。読まなきゃ。
一人称語りの「ぼく」がまだ気づいていない、心葉に対する遠子先輩の心情を思うと、たまらない。


あぁ。こんな物語に出会えたから、この金欠状態で買ってしまったのも後悔しない。