色んな事から逃避中。


http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2008/04/post_1790.php
ちょっと前の記事だけど、どうも気になっていたので引っ張り出してみた。
森さんはどこまで分かっててどこから分かってなくて書いてるのか分からないんだけど、この人の場合全部分かった上でやってる気がしてならない。だから正直あんまりツッコミをしたくない。
けれど森さんが、「虹」が虫偏な理由をはたしてちゃんと知ってるのだろうかというと、経歴とジャンル的にどうもそれは知らないんじゃないかなと思ったり。
むかしむかし、虎に対して「大虫」と書いた時代もあるんだよねぇ。さすがにそれはどうよ、と私ですら思う。蛇が虫偏とかいうレベルじゃねえ。
「蛤」も虫偏。蜃気楼の「蜃」の字も虫が部首。虹はこのへんの部類に入る。
なんで虫偏かって、蜃気楼も虹も、生き物だと考えられていたから。それも、確か、龍の部下(下僕?)だと考えられていた。蛤もそうだった気がする。ていうか蜃自体がでっかいハマグリだった気が…。蜆は知らないな。例えば七色の龍なんて出てくるお話があるけれど、これがまさしく虹。
竜は虫偏じゃないけど下の部分が虫に由来。


と、なんか記憶だけで書いてて不安になってきたので漢語林の「虫」を引いてみる。(大学にいたら大漢和辞典とかひくべきところ)
ストレートに「動物の総称」と出てきた。続けて、「羽虫は、鳥。毛虫は、獣。甲虫は、亀の類。鱗虫は、魚類、また、うろこのある動物。裸虫は、人類。」と載っているので、なんかもう人類すら虫らしいよ! びっくりだよ! 裸虫なんて何が出典だよ…。
あ、もともと「虫」自体がマムシの形象文字なんだ。となると蛇が虫偏なのは当然だ。動物の象形がすごい可愛いので好きなんだよな。鹿とかかわいいんだよ! 魚とか鳥とかもイラスト的なかわいさがある。