ほうかご百物語2、を、ぱらぱら立ち読み。イタチさんの水着が見たい人は是非書店へ。なんか賑やかになってて面白そうですよ。そのうち買いたいです。
同じ本屋で、傷物語がキレイな状態で売られていて、かなり心揺らいだ。箱入りの装丁だからどうしても角が折れたり潰れたりしやすいんだよね。やっぱり本好きとしてはキレイな本を買いたいもので。結局買ってないけど。
しかし、なんていうか…。西尾維新って、すごいよな。すごい馬鹿だ。そしてすごい天才だ。これはひどい中二病、とか言う人はいるだろうけど、いや、でも、天才だと思うよ。この人は小説家になるべくしてなったんだ、と思う。きっと頭の中に常に小説のことがあるんじゃないかな。
前にも書いたけど、作品を読みながら、一旦本を投げ出して枕ばんばん叩きながら笑い転げたことがある。日常的に本読む生活を何年もやっていて、まさかここまできてこんな読書体験ができるなんて。個人的に、田中芳樹にハマって図書館に通いつめた時以来なんだ。
というくらい大好きな作家であって作品。
正直、傷物語化物語よりも前に起こった出来事を描いていて、蛇足な感はある。回想は伏せたままでも良かった。けど、蛇に足つけて、トカゲだって良いじゃん。いっそ顔をいかつくして、たてがみつけて、角つけて、珠を持たせて、龍にまでなるくらいの勢いだ。
なんだこの絶賛。キモいな私。いやでも、うん、好きなんだよな。